イケウチな人たち。

by IKEUCHI ORGANIC

好きな人たちと考える、これからの豊かさ

イケウチな人たち。について

すべては最高の目覚めを実現するために。空気、水、食、人の肌に触れる本物を追求したい

-「HOTEL GREAT MORNING HAKATA」二枝崇治-

「勧める人」と「生み出す人」。

両者には、どんな違いがあるのでしょうか。

福岡県博多区にあるホテル「HOTEL GREAT MORNING HAKATA」のオーナー、二枝たかはるさんを言い表すなら、勧めたいものを生み出す人。

「自社で発売する全ての商品は、まず自分で実験し、本当にいいものだけを家族と社員が試し、勧めたいものだけをお客様にお届けしている」と、二枝さんは言います。

二枝さんは生活提案雑貨店「Annyのお気に入り」や、遠赤外線を活用した無風・無音の次世代冷暖システム「エフコン」、エフコンの技術を農業分野へ応用する「KFT農法」事業などを展開している二枝グループの社長です。

「本物は、ほんとうに身体にいいもの。空気、水、食べるもの。そして人の肌に触れるものにおいて、本物を追求していきたい」

そんな気持ちを持っている二枝さんは、「エフコン」を全館全室に設置したホテルグレートモーニングを構想し始めた当初から、その名の通り「最高の朝を迎える」ためのホテルを作ろうと決めていました。

ちょうどその頃に出会ったのが、イケウチオーガニックのタオル。全客室にIKEUCHI ORGANICの「バンブー120」を置いています。

冷暖システムやタオルをはじめ、ベッドや家具、バスルームの水や朝食、飲み水、アメニティに至るまで、全てが「最高の目覚め」を実現するためにこだわり尽くして作られた設備であり、品々です。

なぜ二枝さんは、作られたものを人に勧めるだけではなく、自信を持って人に勧めたくなるものやことを生み出せるのでしょうか?

その背景にあるのは、研究と実験による、数々の試行錯誤の存在。

FUTAEDAグループ創業の原点からホテルグレートモーニングのオープンに至るまでを伺いました。

原点は、子どものアレルギー症状

僕は子どもが6人いるのですが、そのうちふたりがアトピーで、ひとりが喘息でしてね。

アレルギーで困っている子どもたちになにか役立つことができないか、必死で探し始めたのが僕の原点です。

ある時アトピーに効く温泉があると聞いて、温泉と提携して温泉水を使った化粧水や石けんを作ったんですよ。それが生活提案雑貨店の「Annyのお気に入り」で販売している「天使の約束」というシリーズです。

すると今度は「なんで温泉は土地によって効果や効能が違うのだろう?」と考え始めたんです。

調べていくと、温泉の地下にある岩石の種類によって、水の中に含まれるミネラルが変わるみたいで。ミネラルの違いによって薬効も異なることわかりましてね。

そうであるなら温泉水ではなく、岩石のミネラルに注目すればいい。岩石のミネラルを活用した岩盤浴の事業を始めたんです。

3年間で48店舗作った岩盤浴事業

その事業が「ストーンスパ石の癒」なんですけども、もう絶好調でね。お客様に喜ばれて、数字も上がり、こんなにいい仕事はないなぁと思いながら、3年間で48店舗も作ったんですよ。

ところが世間の岩盤浴ブームに乗じた週刊誌さんの「岩盤浴は汚いんじゃないか」という報道が引き金となって、前年度対比で売り上げが8割もダウンする状態が3年間も続きまして。

その後、10年間かけて少しずつ事業を縮小せざるを得なくなってしまったんです。しかし、試行錯誤する10年間でもあったんですよ。

週刊誌さんの報道の直後くらいから、石を冷やしたり温めたりすると、人の体感温度はどうなるか、という研究を始めたんです。

次世代冷暖房システム「エフコン」を開発

岩盤浴をとおしてね、空気の温度と人の体感温度は異なることを学びました。一般的にサウナは110度から120度で室内温度を管理するんですけども、岩盤浴は40度で管理します。

室内の温度に違いはあるけれど、両方しっかり身体は温まる。結果は同等なのに70度の差があるんです。

ひょっとしたら空気で急激に部屋を冷やしたり温めたりしなくても、石の特性を活かせば、体感温度をコントロールできるのではないかって考えたんですね。

実験してみると、暖房においてはエアコンの25度設定に対して、 温めた石は22度の設定で体感温度は同等になり、冷房においてもエアコンの25度設定に対して、石を冷やすと28度の設定で同等の体感的な快適さを得られることがわかったんですよ。

なぜそうなるかというと、石を冷やしたり温めたりすると、石から遠赤外線が放出されるから。

空間中に放出された遠赤外線が人体に当たると、今度は人体が遠赤外線に反応して体温を下げたり上げたりします。

だから室内温度を高く設定しなくても温かく感じるし、室内温度を低く設定しなくても涼しく感じられるんです。

遠赤外線の輻射熱を最大限に活用する研究を進めて生まれたのが、無風で無音の次世代冷暖システムのエフコンです。

遅れることは、熟成すること

このホテルはね、エフコンの良さを体感してほしくて、ショールーム機能を兼ねて作ったんですよ。

2018年の8月末にホテルをオープンする予定でしたが、7月にものすごい豪雨が全国を襲いました。じつはホテルの家具を発注していた倉敷にある工場も被災してしまったんです。避難所にいる社長から、泣きながら電話がかかってきましてね。

「工場が復旧して再開するには、あと2ヶ月くらいかかる。ベッドもテーブルも全て浸水してしまって、家具を納品できない。迷惑をかけて申し訳ない」と。

なにか問題に直面したときに、僕は必ず自問自答するんです。ポジティブシンキングでね。「あなたはその問題をどう受け取る?」って。

僕は神様が与えてくれた「ホテルのオープンを延期しなさい」というメッセージだと受け取って、すぐ被災された倉敷の工場に伺って、お伝えしたんです。

「12月までにホテルをオープンできればいい。 被災してすごく大変だろうけど、なんとか復帰してほしい」と。

すると倉敷の工場の皆さんがものすごい一致団結して、見事に短期間で復興されたんですよ。11月前半には家具を納めていただけることになり、一昨年の11月23日にホテルをオープンすることができました。

ベッドや椅子、テーブル。ロビーのフロントの家具も全て、倉敷で作られています。オープンする日が3ヶ月後にずれたことによって、スタッフを丁寧に教育できましたし、身体に触れるもの全てにこだわり抜けた。

結果的には、ホテルグレートモーニングそのものが熟成したように思います。

こだわり尽くしたホテルグレートモーニングとイケウチオーガニック

ホテルグレートモーニングは日本で3軒だけ認められている、眠りにいい宿の認定をいただきました。

寝具ひとつをとっても、京都の老舗寝具メーカーのIWATAさんのベッド、少し固めかなと思うんだけど、実際に寝てみるとものすごく目覚めがいいんですよ。オーダーで別注している寝具の中には、IWATAさんの技術と僕らのセラミック技術も入っています。

空気のこだわりは、もちろんエフコンです。エフコンは室内の温度と湿度を適切に保つことができるんですよ。

しかも、エアコンのように風が直接当たることもなく、ほこりも立たない。一切音がしないので、仕事をするときにも寝るときにも、深くリラックスしていただけます。

石鹸から歯磨き粉、シャンプーからコンディショナーも、一つひとつのアメニティを開発しています。

リネンの洗濯は、海に優しく金魚が食べても問題ないオリジナルのもの。洗剤まで開発してるホテルって、ひょっとしたら存在しないかもしれないですよね?

ここまでこだわり抜く理由は、全て人の肌に触れるものだからです。

ですから全客室にはイケウチさんのタオル、スイートルームにはバスローブを置いています。

イケウチさんのタオルを初めて触ったときの衝撃は忘れられません。マシュマロのように感じたんです。

それから1ヶ月間、毎日使って、毎日洗濯しました。そして1ヶ月後の風合いは、初めて触ったときと変わらなかった。予測した以上にいい風合いを維持していたんですね。

この肌触りこそ、うちのホテルでお客様にイケウチさんのタオルを使っていただく一番の決め手なんです。

自ら実験し、研究することを徹底する理由

商品やサービスを決める時にも、これは本当に世の中のためになるかどうか、必ず自問自答するんですよ。

だからイケウチさんのタオルも自分で使って、自分に問うたわけです。「これで本当にいいのか?」って。

FUTAEDAグループでは商品やサービスをご提供する前に、全て社長である僕が実験します。自分が試して本当にいいと思えたら、家族に。家族が試してよかったものが、はじめて社員に。

そして社員たちが人に勧めたいものを、お客様にお届けする。どんなに売れそうなものでも、売れ筋の追求を一切しないことが僕の主義なんです。

取材を終えて

さいごに、はじめのお話をもう一度思い出してみてください。人に勧めたくなるものを生み出せる人には、どんな特徴があるのでしょう?

生み出す人である二枝さんは、岩石の成分から岩盤浴を、岩盤浴からエフコンを、そしてエフコンやタオルを使って最高の朝を体験できるホテルを と、本当に身体にいいモノやコトを生み続けています。

勧める人はいいものを見極めて伝えられる人なら、人に勧めたくなるものを生み出せる人は、いいものを見つけたら、いい部分を抽出して、新たに何かをつくろうとするのかもしれません。

もしあなたが後者であろうとするなら、本当にいいと思うものを使って、大切な人に豊かな時間を贈ってみてはいかがでしょう。

今治の職人たちが心を込めて織り上げたイケウチオーガニックのタオルは、きっと力になってくれるはずです。

※タオルの選び方がわからなければ、どうぞお気軽に下記の感想フォームやSNSにご連絡ください。スタッフによるオンラインのタオル相談(オンラインzoomストア)も京都ストアで始めています。

HOTEL GREAT MORNING

執筆:小松崎 拓郎/撮影:木村 雄司/編集:藤村 能光

WRITER

1991年茨城県生まれ、ベルリン在住。フリーの編集者/フォトグラファー。「灯台もと暮らし」編集長、「もとくらの写真/現像室」オーガナイザー、オリンパスアンバサダー。

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