イケウチな人たち。

by IKEUCHI ORGANIC

好きな人たちと考える、これからの豊かさ

イケウチな人たち。について

プロと一流の差は、愛なんです

- レストラン「sio」 オーナーシェフ 鳥羽周作 -

「プロ」と「一流」。

その間にある違いって、なんなんでしょう?

IKEUCHI ORGANICの「ORGANIC316」をおしぼりとして使っている代々木上原のレストラン「sio(シオ)」のオーナーシェフ・鳥羽周作さんは、「愛なんですよ」と断言します。

鳥羽さんは、ウェブメディア『ジモコロ』で「海賊シェフ」として紹介され、大きな反響があったことをきっかけに、当時シェフを務めていた「Gris(グリ)」のオーナーから店舗を買い取り、2018年7月、同じ場所でsioを始めます。

sioの構想を練っていく中で、クリエイティブディレクターの水野学さんにロゴをつくってもらえることが決まったところから、すべては始まりました。

水野さんはgood design companyの代表で、くまもんのデザインを手がけた日本を代表するクリエイター。

「一流である水野学さんにロゴをつくってもらうからには、インテリアやカトラリーはもちろん、店内に流れる音楽やマウスウォッシュまで、徹底的にこだわりたい」

そんな気持ちを持っていた鳥羽さん。

ちょうどその頃に出会ったのが、IKEUCHI ORGANICのタオルです。

取材を開始する前からトークは盛り上がり、現場の音声を録音するためのレコーダーを付けた瞬間から鳥羽さんの“おしぼり愛”は溢れ出します。

プロと一流の違いは、愛

(以下、鳥羽周作)

愛なんですよ。プロと一流の差は愛なんです。プロは、技術があるのは当たり前。一流は技術にプラスして、愛があるんですよ。技術を持っている人はいくらでもいるんですけど、技術をどう使うかというのは、愛なんです。

それをやっているのがIKEUCHI ORGANICだし、IKEUCHI ORGANICのタオルなんです。

イケウチのみなさんに初めて会ったときに、阿部さん(*)から一言、「おしぼりってデニムと一緒なんですよ」「タオルは育てるものなんです」って言われて、もう「決めましたっ!」みたいな感じ。

*IKEUCHI ORGANICの代表取締役社長、阿部哲也

「うわー!」って、めちゃくちゃ感動しました。だって、そんな視点、それまでまったく持っていなかったですから。タオルに対する愛がハンパないですよね?

その場でタオルを持ってきてくれて、「これ、うちで4年使っているものなんです」って言われて、触ってみたら「マジで!?」って言っちゃいましたよ(笑)。

触り心地がよくて、とても4年も使ったものには思えませんでした。そこまで使い込んだタオルでめちゃくちゃ感動できるって本当にすごいです。

だから、この人たちハンパねえなって思って、速攻で決めました。IKEUCHI ORGANICのタオルを使おうと。すいません、いきなりアツすぎちゃって。愛が溢れすぎちゃって(笑)。

おしぼりに徹底的にこだわりたかった理由

レストランに入ったときに、お客さまが一番最初に触れるのはおしぼりなんです。だからどうしてもいいものを使いたくって。案の定、お客さまに「何これ?」「ヤバいね!」ってめちゃくちゃ言われるんですよ。

みんな、超、欲しがってるんですよ。お客さまから「これ、どこのなんですか?」って、しょっちゅう聞かれます。

イケウチさんのタオルって、これやっちゃうんですよね。ヒマさえあったら、顔に当てたい(笑)。それくらい気持ちいい。

正直、いいレストランでもレンタルのふつうのおしぼりを使っているお店っていくらでもあるんです。でも、僕らはそうじゃない。最高のおしぼりを使って、最高の準備をして、お客さまをおもてなしします。

本当にイケウチさんと出会えてよかったなって思いますよ。だって、このおしぼりがあるから、僕らのお店の一番最初のフックとして、お客さんの心をガッチリ掴むことができるんです。

おしぼりに関して、こんなに手間暇かけている飲食店ってないと思います。夜、お店が閉まったら洗剤につけて、一日置いて、朝来て、洗剤を少し足して、二層式の洗濯機で洗ってるんですけど。

洗濯機もね、阿部さんに二層式の洗濯機を指定されて、買いましたから!「おしぼりは二層式だから!」と言われて(笑)。

物を選ぶ基準は、人

sioで、ここまで隅々までこだわりたかったのは、もともと既存のレストランがやってないやり方で勝負したいという気持ちがまずあったんです。きっかけは水野学さんにロゴをつくってもらえるという話が出てきたことなんですけど。

そのあとDJで音楽プロデューサーの沖野修也さんに店内BGMを手がけてもらえることになって。レストランにいるのはだいたい3時間から3時間半くらいです。沖野修也さんが選んでくれた最高の音楽は、3時間半でループしています。だからお客さんがいる間に一曲も被らないんですよ。

それだけいい音楽を聴いている時間、sioに滞在する中で、ストレス無く過ごせるような最高の物を揃えたいって単純に思ったんです。そんなタイミングで、IKEUCHI ORGANICに出会いました。

でもホント、ここまで物にこだわろうと思ったのは、イケウチさんのせいなんですよ(笑)。本当に「いいものを集めたい」って思ったんです。だからトイレのハンドソープもマウスウォッシュもイソップにしました。

僕が物を選ぶ基準は、人です。人以外にないです。だから、愛なんですよ。自分の仕事に愛が無いやつ、人柄がよくないやつはダメです。僕はそういう人とは絶対に仕事しないです。

食材もそうです。だから、絶対に生産者さん全員会いに行きます。その上で食材を選んで使っているんです。

「プロと一流の差は愛」と気づいたきっかけ

技術を身につけられたらプロにはなれるんですけど、その技術を越えたところで何をするかというのが、一流なんです。一流にとって、技術やスキルはあくまでツール。そのツールを最大限活かしてるやつが一流です。

僕は、料理というツールを通して「農家さんや漁師さんといった一次産業の方の価値を高めたい」って思っています。それを、実現していけるのが一流なんです。

そこには「この物が素晴らしいからもっと広く知ってほしい」「この人をもっと幸せにしたい」「美味しい野菜を広めたい」っていう愛が、必ずあるんですよ。だから、愛がないと技術の先には行けないんです。

IKEUCHI ORGANICだって、タオル愛に溢れた素晴らしい会社なのに、世の中の人はまだまだ知らない。それって本当にもったいないなって僕は本気で思っているんで。

僕はsioを通じて、IKEUCHI ORGANICの価値を高めたいです。でも、それって、愛がないと先にいけないんです。

悪いっすけど、今、僕よりIKEUCHI ORGANICを熱く語れる人はいないっす。僕はこれをバンバン、超イケてるレストランに言っていくんで。いいレストランにはIKEUCHI ORGANIC。標準装備を目指したいです。

最後は、人と愛なんですよ。でもそういう青臭いことを言うやつが世の中から減っていますよね。でも本当はみんな知ってるんですよ、それが一番大事だってこと。

おわりに

鳥羽さんにIKEUCHI ORGANICを紹介したのは、じつは本記事の筆者・くいしんです。

友人に連れられて「sio」の前身である「Gris(グリ)」に行き、初めて鳥羽さんに直接お話を聞いた中で、おしぼりに対するこだわりも聞きました。

「おしぼり、今治タオルにしようと思ってるんすよ!」と鳥羽さんが言っていたので、「ブランドはもう決めているんですか?」と聞いてみたんです。

「決めてはいないけど、最高のブランドを使いたいです」

「だったら絶対、IKEUCHI ORGANICがいいですよ!」

こんな会話を鳥羽さんとした僕は、翌日に鳥羽さんとIKEUCHI ORGANIC広報の牟田口さんをおつなぎしました。

それからまた数日後。鳥羽さんは表参道にあるIKEUCHI ORGANIC東京ストアを訪れて、冒頭にあったように「これだ!」とイケウチのタオルを使うことを即決されたそうです。

鳥羽さんに、「なんであのとき、すぐにイケウチさんと会おうと思ったんですか?」と聞いたら、「そこに愛があったから」と返ってきました。

僕は人が何かを勧める力を信じているんです。よっぽどでないと、いきなり他人にお勧めできないでしょう。自分もそうだから。くいしんさんの愛が、僕にIKEUCHI ORGANICを選ばせたんです」

+++

sioで使われているおしぼりは「ORGANIC316」。
https://www.ikeuchi.org/fs/ikor/og316-wt

レストラン sio(シオ)
執筆:くいしん/撮影:木村 雄司/編集:藤村 能光

WRITER

1985年、神奈川県小田原市生まれ。インタビュアー、編集者、ライター。レコードショップ店員、音楽雑誌編集、webディレクター、web編集者を経て、現在。QUISHINCOMやShimoQuiRadioやっています。くいしん株式会社代表。Gyoppy!編集長。グビ会主宰。

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